夏がやって来た・・・

「夏のに・・」はいかがだったでしょうか?

今回は〝童話”と〝短歌”という新しい試みをしてみました。


神よ も新しい試みで、一応、詩のモデルがいます。その人が

がガテン系(たぶんラップ好き)に見えたので、こんな風に仕上がり

ました。   夏草は、強い風に吹かれている時、目の前の雑草を見て

フッと、思いついた詩です。


〝鳴かないセミ”ですが、私はこのセミに少し思い出があって


昔、名古屋に住んでいたことがありました。小学校の頃です。

 引っ越してきて最初に住んだのが、出来立ての真新しいマンション

でした。子供心に(なんてカッコいいんだろう)とすごく思ったのを

覚えています。

 それは高台に建っていて、夏はクーラーをつけなくても、いいほど

涼しく、夜になると街の灯りが見渡せて夜景がきれい とにかく住み

始めたころは、ワクワクしました。

 ところが、それは始めだけで、だんだん違和感を感じ始めました。

 

というのは、まだ出来立てのマンション、どういうわけか住んでいる

人が、自分の家族以外いくらもいなかったからです。

 シン、としている人気のないその建物は、新しくて素敵ゆえになお

さら、違和感が強まって、なんだか怖いように思えてきたのです。

 引っ越したばかりで、友達の少なかった私のひそかな楽しみは、住

んでいない部屋のチャイムを鳴らす遊びでした。

 そして夏休み

 夏休みになると、楽しいことが増えて、一旦、住んでいるマンショ

ンの不気味さを忘れました。

 けれどその後、もっと怖くて寂しい気持ちになることが、待ってい

ました。

 

 夏休みも終わりのころです。

 

 私はセミがたくさん死んでいるのを見てしまいました。

 

 マンションの廊下、階段、踊り場、非常階段・・・

 仰向けになって、とにかくたくさん・・・

 

 その白い建物が、セミの墓場のように感じました。

 

 そして、建って何ヵ月も建っているのに、相変わらずマンション

には人の気配はありませんでした。

     なぜでしょうか。

 


 次回更新はまだ未定です。

 ブログをちょっと長く書きすぎましたね。

 

 ここまで読んで下さってありがとうございます。

 また遊びに来て下さいね★ 

 いつでもここにいて、待っていますから!!